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LINEARLY POLARIZED NEAR-INFRARED · EVIDENCE GUIDE

直線偏光近赤外線

特徴

近赤外光を偏光光学系によって特定方向に振動する光に整えて照射する方法です。国内ではスーパーライザーなどの装置が知られています。

作用機序

光や熱の組織吸収に伴う神経・血流・疼痛知覚への影響が研究されています。偏光そのものが臨床効果にどの程度寄与するかについては、照射条件を分けた検証が必要です。

臨床研究

長嶺(2004年)は保存療法で改善しなかった疼痛患者を対象に、直線偏光近赤外線を反復照射した臨床報告を発表しています。ただし、掲載資料では対象人数と内訳の数値が一致しないため、具体的な有効率は掲載していません。対照群のない学会抄録であり、治療効果の確定には比較研究が必要です。 引用文献:長嶺(2004)第38回日本理学療法学術大会関連抄録(J-STAGE). [原典を見る ↗]

外来患者における照射経験の報告(広帯域近赤外線)

国内の臨床報告では、直線偏光近赤外線照射後の自覚症状の変化が検討されています。急性例で照射後早期の改善が報告され、慢性例では反復照射の可能性が論じられています。 引用文献:吉沢明孝(1994)「直線偏光近赤外線治療器による照射効果」日本レーザー医学会誌 15(Suppl):273–276. [原典を見る ↗]

慢性疼痛に関する比較試験の詳細

Huangら(2012年)は、肩関節周囲炎・筋筋膜性疼痛・外側上顆炎の患者52人を対象に、神経ブロックまたは局所ブロックに直線偏光近赤外線を追加する群と、追加しない群を比較しました。治療直後の疼痛は両群で軽減し、追加照射群が対照群より良好でしたが、6か月後には照射による上乗せ効果が認められませんでした。ブロック療法との併用試験であり、光照射単独の効果を示すものではありません。 引用文献:Huang D, Gu YH, Liao Q, Yan XB, Zhu SH, Gao CQ. Effects of linear-polarized near-infrared light irradiation on chronic pain. ScientificWorldJournal. 2012;2012:567496. [原典を見る ↗]

慢性腰痛に関する関連研究

2022年の慢性非特異的腰痛患者42人を対象とした単盲検ランダム化比較試験では、赤色〜近赤外の直線偏光多色光を中殿筋・腰方形筋の筋膜性トリガーポイントに1点5分照射し、両群とも4週間のストレッチ・筋力強化運動を行いました。模擬照射群と比較して、実照射群では疼痛強度と一部の筋の圧痛閾値が有意に改善しました。一方、腰部可動域と日常生活障害は両群で同程度の改善にとどまり、群間の有意差はありませんでした。 引用文献:Effectiveness of polarized polychromatic light therapy on myofascial trigger points in chronic non-specific low back pain: a single blinded randomized controlled trial. Bull Fac Phys Ther. 2022. DOI: 10.1186/s43161-022-00085-9. [原典を見る ↗]

筋痛症例

小林ら(2021)は、多発筋炎・皮膚筋炎の難治性筋痛2症例で、星状神経節近傍への直線偏光近赤外線とキセノン光を併用した症例を報告しています。単独照射の効果を判断する研究ではありません。 引用文献:小林 彩香ほか. 光線療法が疼痛緩和に有効であった多発筋炎・皮膚筋炎の2症例. 日本ペインクリニック学会誌. 2021;28(11):226-230. DOI:10.11321/jjspc.21-0021 [原典を見る ↗]

研究結果は対象や照射条件によって異なる場合があります。掲載内容は医療上の効果を保証するものではありません。

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