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GLOBAL LIGHT WELLNESS TOPICS

01 スポーツでのコンディショニング

世界のプロサッカーでは、選手のコンディショニングや運動後の回復を目的として、赤色光や近赤外光を用いた機器が取り入れられています。ここでは、選手やクラブの導入事例を紹介します。導入事例は、臨床試験で効果が確かめられたことを意味するものではありません。

情報源の区別:BBCは報道記事、Flowlife/44 Sports Agencyは企業・代理店の紹介、LightForceの資料はメーカーがまとめた取材記事の再録です。いずれも利用実態の資料であり、照射の有効性を検証した比較試験ではありません。

● 世界のサッカー選手・クラブによる利用

● セバスチャン・バーハルター選手(米国代表)の赤色光利用

サッカー米国代表のセバスチャン・バーハルター選手は、2026年のインタビューで、身体の回復・コンディショニングに赤色光療法などを取り入れていると紹介しました。選手本人の取り組みを伝える事例であり、臨床研究とは分けて掲載しています。

情報源:Men’s Health (2026年6月12日). 選手インタビュー ↗

● アーリング・ハーランド選手:自宅での赤色光照射を動画で紹介

イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティに所属するアーリング・ハーランド選手は、2025年10月23日に自身の公式YouTubeチャンネルで、プロサッカー選手としての一日を紹介する動画を公開しました。動画では、日々の食事やトレーニング、身体のケアに加え、自宅で赤色光パネルの前に立って光を浴びる様子が映されています。世界的なサッカー選手が、光照射を日常のコンディショニングに取り入れている実際の利用場面として紹介します。

この動画は選手本人の利用事例であり、光照射の効果を検証した臨床研究ではありません。

映像出典:Erling Haaland (2025年10月23日). Day in the Life of a pro footballer: Erling Haaland. 公式YouTubeチャンネル。ハーランド選手本人の動画を見る(YouTube) ↗

関連記事:Reuters (2025年10月24日). Man City's Haaland reveals quirky routines in YouTube debut. 報道記事を見る ↗

● アンソニー・エランガ選手(ニューカッスル)

 エランガ選手は、自宅に赤色光療法ベッドを設置しています。サウナや冷水浴なども取り入れ、日々のコンディショニングや試合後の回復に活用しています。

情報源:Kelly C. (2026). Man cave and fatherhood - Elanga on life at Newcastle. BBC Sport. BBC取材記事を読む(導入事例・効果検証ではない)

● フラムFC(クラブとして導入)

 フラムFCは、赤色光・近赤外光機器を扱うBON CHARGEと提携し、選手のコンディショニングや回復に光照射を取り入れています。公式紹介ページでは、選手が機器を利用する様子や、理学療法スタッフによる説明動画を見ることができます。

情報源:Fulham FC (2026). Fulham powers up recovery with BON CHARGE. クラブ公式発表を見る / 選手・理学療法スタッフの動画を見る

● ヤシン・アヤリ選手(ブライトン)

 アヤリ選手は、赤色光を日常の回復習慣に取り入れていると、スポーツ関連企業のインタビューで紹介されています。選手本人が語る動画も公開されています。

情報源:44 Sports Agency / Flowlife. 選手インタビューを見る(企業・代理店によるPR投稿)(企業プロモーションを含む)

● ウルヴァーハンプトン(治療用レーザー)

 クラブの理学療法士への取材では、選手の筋肉や関節などのケアに治療用レーザーを使用した事例が紹介されています。こちらはLEDではなくレーザーの利用例です。

情報源:LightForce. Laser Therapy in Sports Medicine Worldwide. LightForceの取材再録PDF(販売促進資料)

● サッカー選手を対象とした臨床研究

● 高レベル男子サッカー選手22人の臨床研究(Tomazoniら、2019年)

22人の高レベル男子サッカー選手を対象とした比較試験では、運動前の810nmレーザー照射により、運動継続時間、最大酸素摂取量、筋損傷・酸化ストレス関連指標の一部に改善が報告されました。

参考文献:Tomazoni SS, et al. (2019). Oxidative Medicine and Cellular Longevity, 2019:6239058. 原著論文(PubMed)

● アマチュア男子サッカー選手12人の臨床研究(Dornellesら、2019年)

アマチュア男子サッカー選手12人を対象とした比較試験では、試合を模した運動前のPBM照射により、ハムストリングスの筋力低下やジャンプ能力の低下が小さかったと報告されています。

参考文献:Dornelles MP, et al. (2019). Lasers in Medical Science. 原著論文(PubMed)

● プロフットサル選手6人の臨床研究(De Marchiら、2019年)

プロフットサル選手6人を対象とした比較試験では、試合前のPBM照射により、出場時間と運動後の回復指標に改善が報告されました。走行距離には有意差が認められませんでした。

参考文献:De Marchi T, et al. (2019). Lasers in Medical Science. 原著論文(PubMed)

● サッカー以外のプロスポーツへの広がり

● ラグビー選手12人の臨床研究(Pintoら、2016年)

高レベルの男子ラグビー選手12人を対象とした比較試験では、運動前のPBM照射により、フィールドテストの運動成績と回復指標に改善が報告されています。

参考文献:Pinto HD, et al. (2016). Journal of Strength and Conditioning Research, 30(12):3329–3338. 原著論文(PubMed)

● NFLクラブの赤色光照射設備の利用

:米国のアメリカンフットボールでも、赤色光照射をリカバリー設備として紹介するクラブがあります。

(研究論文ではなく、導入・利用例の紹介) 情報源:Atlanta Falcons. クラブ公式記事・写真を見る

● 国内外の最新研究トピックス

● 球技選手の筋持久力と筋損傷指標(Qiuら、2026年)

Qiuらは、サッカー選手とバレーボール選手を対象とした14件のランダム化比較試験を統合しました。PBM照射群では反復運動の回数が増え、運動後の血中クレアチンキナーゼ(CK)が低下しました。最大随意筋力については有意な改善は認められませんでした。競技別では、バレーボール選手で反復回数の増加、サッカー選手でCK低下が報告されています。

引用文献:Qiu D, et al. (2026). The Effect of Photobiomodulation Therapy on Muscle Performance in Volleyball and Football Players: A Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials. Sports Health, 18(3), 496–506. 原著・PubMed ↗

● 運動後の筋肉痛とパフォーマンス(Canezら、2025年)

Canezらは、健康な成人を対象にした19研究・672人を含む系統的レビューとメタ解析を発表しました。運動前にPBMを行った研究では筋肉痛の軽減が報告され、運動による筋損傷から24時間後の運動能力にも改善が示されました。

引用文献:Canez MS, et al. (2025). Effects of photobiomodulation, intermittent pneumatic compression and neuromuscular electrical stimulation on muscle recovery: Systematic review with meta-analysis. Journal of Bodywork and Movement Therapies, 44, 570–584. 原著・PubMed ↗

● 2026年:筋力・筋持久力に関するメタ解析

:健康な人を対象とした23件のランダム化比較試験を統合し、PBM照射によって筋持久力と筋力に小さな改善が報告されました。局所照射を含む研究の解析であり、全身照射のみの効果を示すものではありません。

引用文献:Zhai H, et al. (2026). Effects of Photobiomodulation Therapy on Muscle Strength and Muscle Endurance: A Systematic Review and Meta-Analysis. J Integr Complement Med. [原典を見る ↗]

● 2026年:骨格筋再生に関する総説

:赤色光・近赤外光によるミトコンドリア応答、ATP産生、炎症調節や筋修復に関する基礎・臨床研究を整理しています。照射波長や照射量によって反応が異なることも紹介されています。

引用文献:Ahmed R, et al. (2026). Photobiomodulation for skeletal muscle regeneration: mechanisms, dosimetry, and translational challenges. Front Bioeng Biotechnol. 14:1921612. [原典を見る ↗]

写真・動画は各クラブ・選手の公開ページから閲覧できます。外部コンテンツの転載は利用許諾の確認が必要です。

● 高齢者の筋力トレーニングとPBM(Chenら、2026年)

Chenら(2026年)は、高齢者の筋力トレーニングにPBMを併用した研究を検討しました。11件のランダム化比較試験(計456人)のうち、筋力の統合解析に適した5試験では、偽照射と比べて最大筋力の有意な上乗せ効果は確認されませんでした。回復や疲労に関する一部の結果は一貫しておらず、全身LED単独の効果を示す研究ではありません。

引用文献:Chen H, et al. (2026). Photobiomodulation as an Adjunct to Resistance Training in Older Adults: A Systematic Review and Meta-Analysis. Photobiomodulation, Photomedicine, and Laser Surgery, 44(9), 557–568. [原典を見る ↗]

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